メディカルニュース
卵巣がんを早期に診断
Nature Communications 2018年10月17日
血液に含まれるマイクロRNAの数を調べることで,卵巣がんを診断できることがわかった。

 子宮の両側にある卵巣で発生する卵巣がんにより,日本では年間約5000人が命を落としている。卵巣がんは,初期症状に気づきにくいため早期に診断をすることがむずかしい。そこで,有望な診断方法として,20塩基ほどからなる小さな核酸「マイクロRNA」が注目されている。血液や尿などに含まれるマイクロRNAの種類や数が,がんを患うことにより変わるため,卵巣がん患者に特有の状態がわかれば,診断マーカーとして活用できるからだ。
 国立がん研究センターの横井暁博士らは,卵巣がん患者428人を含む4046人の血液中のマイクロRNAを解析した。その結果,卵巣がん患者に特徴的なマイクロRNAの数のちがいを発見し,その中の10種類のマイクロRNAの数を調べることで卵巣がんを診断できることがわかった。博士らは,さらにこの手法の精度を高めることで,卵巣がんの早期発見につなげることが期待できる,とのべている。

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