健康診断などで血液中の物質を測るときには、多くの場合その重さを測ります。しかし、γ-GTP、GOT、GPTなどの酵素は直接重さを測ることができません。酵素は、Aという物質をBという物質にかえる触媒のはたらきをもっています。そこで、酵素の検査では、酵素の量そのものを測るのではなく、酵素のはたらきを測るのです。つまり、決められた時間内にどれくらいの量のAという物質がBという物質にかわるかという活性を測ります。酵素を測るときの単位は、国際単位を使います。37度Cで、1分間にAという物質1モルをBという物質1モルにかえる活性が1国際単位と決められています。
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