黄斑欠損症



眼底写真を撮ると、視神経の外側に暗黄色の部位(黄斑部)が見られる。黄斑部の中心を中心窩と言って、視力に最も重要の働きをしている視細胞錐体が密集している。黄斑欠損症そのものは極めて珍しく、視細胞錐体が存在しない黄斑欠損症は視力が0.1以下で、色覚も傷害される。一般に、黄斑欠損症は白子症に見られ、両眼性の場合は弱視、色覚異常、眼球振盪を特徴とする。下の写真は右眼のみの黄斑欠損症で、眼位異常で発見された。

黄斑欠損症
▲黄斑欠損症
正常の黄斑
▲正常の黄斑
白子症の眼底も黄斑が見られず、視力が悪い
▲白子症の眼底も黄斑が見られず、視力が悪い


このウインドウを閉じる