紫外線角膜障害



紫外線は波長が10~400nmの眼に見えない光線(電磁波)です。 皮膚や眼は、長時間紫外線が暴露されると、様々な障害が生じます。眼の紫外線障害として、角膜障害、白内障、黄斑変性が問題とされていますが、臨床的には重要なのは紫外線角膜障害です。
多くは、電気溶接・殺菌灯・雪眼・海岸の紫外線などによる場合が多く見られます。防御メガネを用いないで電気溶接をして、8時間後に激しい眼痛(異物感)が生じます。これは、角膜の上皮細胞が紫外線により傷害されて生じるものです。治療より予防が大切ですが、ひとたび紫外線角膜障害が生じたら、目を強くつぶって寝るのが大切です。痛み止めの目薬を使うのは推奨できません。
紫外線の多い所では必ずサングラスを用いましょう。

紫外線角膜障害
▲紫外線角膜障害
紫外線角膜障害
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