血管新生緑内障



糖尿病や内頚動脈閉塞により、眼の血液の流れが減少すると、眼虚血症候群を来たします。その結果、虹彩や隅角に新生血管が生じて、眼圧が上昇し、血管新生緑内障になります。ひとたび血管新生緑内障になると、視力の予後が悪いと言われております。早期に眼虚血状態を察知して、予防的に汎網膜光凝固を早めに行う必要があります。最近は、様々な手術や点眼薬が開発されていますが、糖尿病の増加と共に重症例も少なくありません。医師は難しい疾患ほどファイトを燃やして戦います。諦めないでご相談下さい。また、糖尿病の管理も怠らないようにしてください。
最近は血管新生緑内障に対してアバスチン(血管内皮増殖因子)を前房内注射をする治療法が期待されている。

血管新生緑内障
▲血管新生緑内障
血管新生緑内障
▲血管新生緑内障
血管新生緑内障の細隙灯顕微鏡写真
▲血管新生緑内障の細隙灯顕微鏡写真


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