内反症(さかさまつげ)



正確には内反症と逆まつげ(睫毛乱生)とは異なります。内反症は睫毛が内側に入り込んだ状態で、太った赤ちゃんに見られる乳幼児内反症、肥満児に見られる学童期内反症、高齢者に見られる弛緩性内反症に大別されます。乳幼児内反症は4~5歳までに治る場合が多く、学童期内反症もダイエットで眼瞼の皮下脂肪を減らすと治ります。治らないものに対してのみスネレン法の手術を行います。手術は5分程度の簡単なものです。弛緩性内反症に対しては下眼瞼の瞼板筋腱短縮術を行います。手術は15分位で終わります。

加齢に伴う皮膚弛緩性の内反症
▲加齢に伴う皮膚弛緩性の内反症
角膜に障害を与えないうちに対応する
▲角膜に障害を与えないうちに対応する
小児の内反症
▲小児の内反症


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