慢性前立腺炎症例①



前立腺症・前立腺疼痛症候群という病気は、会陰部の強い痛み・勃起あるいは射精時の強い痛み・陰茎や尿道のジンジンする持続性の痛みなどを伴う病気です。尿検査などではハッキリした異状がでないので、陰部神経症やうつ病・ノイローゼと診断されてしまうことが多い病気でもあります。●前立腺症・前立腺疼痛症候群の患者さんの実例患者さんは44歳のタクシーの運転手さんです。7ヶ月前から運転業務中に会陰部が強く痛み仕事に支障を来たして当院に来院されました。都内の某有名泌尿器科クリニックで前立腺症・前立腺疼痛症候群と診断されて治療を続けましたが一向によくならずに悩んでおられました。○症状:会陰部の強い痛み、勃起時のペニスの痛み、就寝中の3回の頻尿○検査:尿流量測定検査で軽度の排尿障害を認め、膀胱尿道鏡検査(内視鏡検査)で膀胱頚部硬化症と膀胱三角部炎・後部尿道炎を認めました。【前立腺症・前立腺疼痛症候群②に続く】

検査で分かる潜在排尿障害
▲検査で分かる潜在排尿障害
狭く開かない膀胱頚部
▲狭く開かない膀胱頚部
後部尿道炎の汚い粘膜
▲後部尿道炎の汚い粘膜


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