熱傷(潰瘍)



熱傷はⅠ度:紅斑、Ⅱ度:SDB:真皮の浅い所まで、DDB:真皮の深いところまで、Ⅲ度:黒い壊死組織、Ⅳ度:炭化した組織に分けられます。ヤケドの深は温度×時間できまります。DDBからは治癒した後も瘢痕やケロイドになり、可動制限を起こすことになります。ヤケドはまずしないように心がけることが重要ですが、受傷したらすぐにきれいな流水で冷やしてください。たとえアンカのように温度が低くても、長時間触れていれば深くなります。また熱湯や油がかかるとあわててしまい、冷やすことより服を脱ごうとして時間がかかり深くなってしまいます。氷の入った冷水で冷やしながら専門医を受診し、人工皮膚などの特別な処置を受けましょう。馬油などの昔からの軟膏使用はは禁物です。

受傷8日目のⅡ-Ⅲ度熱傷
▲受傷8日目のⅡ-Ⅲ度熱傷
人工皮膚装着後2日目、やや軽快
▲人工皮膚装着後2日目、やや軽快
熱傷後潰瘍
▲熱傷後潰瘍


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