物が歪んで見える



「物が歪んで見える」ことを変視症と言います。その原因の多くは網膜の中心部(黄斑部)の異常により起こります。病名としては
①�11中心性網脈絡膜症
②�11加齢性黄斑変性
③�11特発性黄斑円孔の初期
④�11眼底出血、特に網膜分枝静脈閉塞症
⑤�11ブドウ膜炎、特に原田病初期
⑥�11糖尿病性網膜症の黄斑タイプ
⑦�11その他、網膜剥離、網膜分離症、色素上皮剥離、黄斑ジストロフィーなど
これらに対しては、眼底精密検査のほか、中心部の精密静的視野検査、OCT検査、HRA2検査などを行い、早期治療が重要です。変視症を自分で確認する方法として、下図(アムスラーチャート)のような碁盤の目または方眼紙の中心を30cmの距離から、片眼で見て、線の歪み、滲みなどが無いかを確認してみて下さい。異常を感じたら遠慮なくご相談下さい。当院では最新の診断装置で検査し、ご説明させて頂きます。

アウスラー・チャートで変視症が確認できます
▲アウスラー・チャートで変視症が確認できます
変視症に対し、OCT装置は黄斑部の異常を検出する
▲変視症に対し、OCT装置は黄斑部の異常を検出する
中心性網脈絡膜症の蛍光眼底撮影
▲中心性網脈絡膜症の蛍光眼底撮影


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