目やにが出る



目やに(眼脂)=結膜炎 と考えても結構です。しかし、目やには正常でも多少でるものです。いつもより多い、左右眼で差がある、充血や痛みを伴っている場合は結膜炎として治療の対象になります。
注意を要するものとして
①�11赤ちゃんの眼やに:先天性涙鼻管閉塞の場合があります。点眼で治らない場合は涙鼻管開放術が必要です。
②�11風邪を引いている場合:まず風邪を治しましょう。
③�11ウイルス性結膜炎:他人に感染する場合があります。よく手を洗い、手ぬぐいは別個にし、ハンカチはやめてティッシュを使い、出来るだけ他人との接触を避けましょう。特に、流行性角結膜炎(アデノウイルス)、出血性結膜炎の場合は感染力が強く、学童の場合は登校すべきでありません。アデノウイルスの場合は迅速アデノウイルス・キット検査が行われます。
④�11結膜炎にも、細菌性、クラミジア性、ウイルス性などがあり、市販の抗生物質の点眼薬乱用は耐性菌を増加や菌交代現象の原因になります。 必ず眼科専門医の指導下で治療しましょう。

結膜炎にもいろいろ種類があります
▲結膜炎にもいろいろ種類があります
ウイルス性出血性結膜炎
▲ウイルス性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
▲流行性角結膜炎


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