ピンホール瞳孔とは



瞳孔はカメラで言えば絞りに相当します。自然の状態では瞳孔は明るいところでは小さく(縮瞳)なり、暗いところでは大きく(散瞳)なります。また、遠方を見ると散瞳し、近方を見ると縮瞳します。このように瞳孔は虹彩の筋肉(散大筋と括約筋)が交感神経と副交感神経によりバランスが保たれています。そのバランスに異常が起こり、著しく縮瞳した状態をピンホール瞳孔と言います。ピンホール瞳孔は、有機リン中毒、サリン中毒、副交感神経刺激のときに見られるのが有名です。ピンホール瞳孔になると眼底に光が十分入らないため暗く感じます。ピンホール瞳孔の反対は極大散瞳です。

農薬中毒に見らtれたピンホール瞳孔
▲農薬中毒に見らtれたピンホール瞳孔
ピロカルピンによるピンホール瞳孔
▲ピロカルピンによるピンホール瞳孔


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