角膜移植について



角膜は、透明で厚さが中央部で約0.5mm、周辺部の白目に近いところで0.7mm程度で、直径は11~12mmです。角膜は目の屈折力に重要な働きをしていますが、混濁したり変形すると視力障害の鯨飲となります。その場合、献眼の角膜を移植するのが角膜移植です。角膜は層状になっており、全層を移植するのが角膜全層移植です。角膜全層移植は拒絶反応や乱視の問題があり、最近は、障害されている層のみ移植する、角膜層状移植(上皮移植、内被移植)が行われつつあります。角膜移植にはアイバンク眼が必要であり、なかなか献眼を登録して下さる人が少なく、アイバンク運動への関心が重要です。多くのライオンズクラブではアイバンク活動を支えて下さっています。献眼運動にご協力頂ける方は、当院受付で手続きが出来ます。ご協力を期待します。

全層角膜移植後
▲全層角膜移植後
角膜移植後拒否反応で移植角膜が混濁
▲角膜移植後拒否反応で移植角膜が混濁


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