検診で浅前房と云われた



前房とは角膜裏面と虹彩表面の間の空間を言います。前房が浅いのを浅前房と云います。浅前房の場合、隅角が狭い場合が多く、隅角が狭いと突然緑内障(急性の狭隅角緑内障)が起こることがあります。狭隅角緑内障は普段は全く異常なく、突然、激しい眼痛、頭痛、悪心、嘔吐の症状が起こります。比較的高齢者に多い緑内障です。浅前房と云われたら、眼科で精密検査をすべきです。眼圧、隅角のグレイド判定、散瞳試験、暗室試験、うつぶせ試験などが行われ、狭隅角緑内障の危険性が予知されたら、点眼薬の使用、レーザー虹彩切開術などが行われます。

特殊撮影による前房計測
▲特殊撮影による前房計測
Grade4から2は緑内障の危険少ない
▲Grade4から2は緑内障の危険少ない
Grade1から0は緑内障になる危険性あり
▲Grade1から0は緑内障になる危険性あり


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