検診で視神経乳頭陥凹拡大と



人間ドック、住民検診、職場の健康診断において、無散瞳眼底カメラにより眼底写真を撮られ、視神経経乳頭陥凹拡大と云われて、眼科を受診される方が、時々います。昔の検診での眼底撮影の目的は高血圧や糖尿病の進行程度を判定するのが目的でしたが、最近はさらに緑内障の早期発見を目的にしています。広隅角緑内障の場合、視神経乳頭陥凹拡大と神経線維束欠損が眼底写真の特徴として捉えられます。緑内障は40歳台では30人に1人程度、さらに高齢になるともっと効率に発祥します。
視神経乳頭陥凹拡大には生理的拡大と緑内障性拡大があります。
視神経乳頭陥凹拡大の目安として、視神経乳頭陥凹縦径が視神経乳頭縦径の30%以上の場合は、眼圧検査、視野検査、眼圧負荷検査などを行う必要があります。

HRT装置により視神経乳頭陥凹を正確に計測できる
▲HRT装置により視神経乳頭陥凹を正確に計測できる


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