子供の目つきがおかしい



子どもの目つきが気になり、受診される場合が多くあります。子どもの眼位は三歳以下はペンライトを用いたカーバー・アンカバー法による視診で、三歳以上になると大弱視鏡、フローレンス斜視計、プリズム法などによる正確な検査が出来ます。
乳幼児の場合は、来院時にかお写真を数枚持参されると参考になります。
子どもの目つきのについては、以下のことを念頭に検査を進めます。
①�11仮性内斜視:赤ちゃんは鼻の骨が発達してなく、眼瞼と眼瞼の距離が 広いため、一見内斜視に見える。
②�11調節性内斜視:強い遠視に伴う。弱視防止の眼鏡と管理が必要である。
③�11乳児内斜視:両眼視機"の発達する乳児期に生じる。手術の対象である。
④�11間歇性外斜視:外斜視と外斜位が交代で起こる。外斜視が優位になれば、プリズム眼鏡又は手術が必要になる。
⑤�11斜筋障害:いろいろなタイプがあります。専門医の判断による。
⑥�11その他:眼振、デュアン症候群、隔日性斜視など様々な眼位異常があります。ご相談下さい。

ペンライトで眼を照らし光の反射の位置を分積する
▲ペンライトで眼を照らし光の反射の位置を分積する
仮性斜視:眼瞼の形で眼位を判断してはダメ
▲仮性斜視:眼瞼の形で眼位を判断してはダメ


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