風邪症候群


風邪・感冒と言ってもいろいろな症状があります。

高橋クリニック (泌尿器科)
高橋 知宏

お腹の風邪のロタウィルス
▲お腹の風邪のロタウィルス
一般的に風邪・感冒と言って思い浮かべるのは、上気道感染症です。つまり、咽頭炎(咽頭痛)、鼻炎(鼻水)、副鼻腔炎(顔面不快・疼痛)、気管支炎(咳)を指します。原因となるのはウィルス(200種類以上で100種以上がライノウィルス)と細菌(数種類)です。一般的に医師が感冒の時に処方する抗生剤(細菌を殺す薬)は、原因のほとんどがウィルスであることから、確率的に99%以上意味がないことになります。
ところで風邪・感冒は意味する範囲が実際はもっと広く、例えば風邪による結膜炎、中耳炎、前庭神経炎、筋肉炎、関節炎、急性胃炎、急性腸炎、脱水症も含まれます。ですから、それら全てを称して「風邪症候群」と言います。実際の診療をしていて感冒性急性腸炎の患者さんに「風邪ですね」とお話すると、「先生!鼻水やのどの痛みはありません!」と語気強く怒られてしまいます。その後、私は一生懸命上記のお話をします。
【参考】http://www.urban.ne.jp/home/takao/


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