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糖尿病の臨床診断の進め方

●空腹時の血糖値と75グラム糖負荷試験(OGTT)2時間値による判定基準(静脈血漿値、mg/dl)

  正常域 糖尿病域
空腹時の血糖値 110mg/dl未満 126mg/dl以上
糖負荷試験2時間値 140mg/dl未満 200mg/dl以上
判定 上記の両方をみたすものを正常型とする 上記のどちらかをみたすものを糖尿病型とする
正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする

随時血糖値が200mg/dl以上の場合も糖尿病型とみなす。正常型であっても、1時間値が180mg/dl以上の場合は、180mg/dl未満のものにくらべて糖尿病に悪化する危険が高いので、境界型に準じた取り扱い(経過観察など)が必要である。

●糖尿病学会による糖尿病の診断基準
<臨床診断>
1. 空腹時の血糖値が126mg/dl以上、75gOGTT2時間値が200mg/dl以上、随時血糖値が200mg/dl以上、のいずれか(静脈血漿値)が、別の日に行った検査で2回以上確認できれば糖尿病と診断してよい(ただし、ストレスのない状態での高血糖の確認が必要)。これらの基準値をこえても、1回の検査だけの場合には糖尿病型とよぶ。

2. 糖尿病型を示し、かつ次のいずれかの条件がみたされた場合は、1回だけの検査でも糖尿病と診断できる。
 (1)糖尿病の典型的な症状(口渇、多飲、多尿、体重減少)がある。
 (2)ヘモグロビンA1Cが6.5%以上。
 (3)確実に糖尿病網膜症がみられる。

3. 過去において、上記の1.または2.がみたされたことがあり、それが病歴などで確認できれば、糖尿病と診断するか、その疑いをもって対応する。

4. 以上の条件によって、糖尿病の判定が困難な場合には、患者を追跡し、時期をおいて再検査する。

5. 糖尿病の診断にあたっては、糖尿病の有無のみならず、分類(成因、代謝異常の程度)、合併症などについても把握するようにつとめる。

<疫学調査>
糖尿病の頻度推定を目的とする場合は、1回の検査だけによる「糖尿病型」の判定を「糖尿病」とよみかえてもよい。なるべく75gOGTT2時間値が200mg/dl以上の基準を用いる。

<健診>
糖尿病をみのがさないことが重要。スクリーニングには血糖値の指標のみならず、家族歴、肥満などの臨床情報も参考にする。

*1回目と2回目の検査法は同じである必要はない。1回目の判定が「随時血糖値が200mg/dl以上であること」で行われた場合は、2回目はほかの方法によることがのぞましい。1回目の検査で空腹時の血糖値が126〜139mg/dlの場合には、2回目には糖負荷試験を行うことをすすめる。

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