糖尿病「ワンポイントアドバイス②」


ワンポイントアドバイス②

西銀座診療所(内科)
隈部時雄

⑥バランスのとれた栄養の摂取が必要です。勝手な食事療法はかえつて健康を害します。何か特定の物を避けたり、特定の食品だけを食べることは誤りです。1日別品目を目標に「種類は多く、量は少なく」が原則。

⑦あやふやな民間療法にまどわされずに、かかりつけ医と2人3脚で、長期的に治療に取り組んでください。高価な物を買ってもムダ、というケースがよくあります。

⑧ダイエットには糖尿病食がいちばん効果的です。高いお金を使うより、かかりつけ医で食事療法を受けて、楽に安く、正しいダイエットに取り組みましょう。
実は、糖尿病食は病気の治療食というよりもむしろ皆が理想とする不老長寿の健康食であると言えます。つまり、糖尿病の人もそうでない人も参考にすべき食事メニューの理想像といえるでしょう。

⑨糖尿病で一番恐いのが、合併症です。症状が出た時には、病気がかなり進行してしまっている事が多くあります。例えば視力障害(失明)の原因や、新たな腎臓の人工透析の原因の第1位は、共に糖尿病です。また足の末梢神経障害により下肢切断という事態も招きます。

⑩さっそく、かかりつけ医で「血糖値」検査を受けましょう。
糖尿病の初期には、全く自覚症状がありません。
「早期発見・早期治療・長期療法」でハッピーライフを。



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