今年の春は「花粉症」の当たり年!(2)
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西銀座診療所(内科) 院長 隈部時雄 |
■1200万人の病気? 10人に1人が花粉症だといわれています。ということは、約1200万人となります。まさしく現代の国民病といえます。 毎年、花粉症でつらい思いをしている方も、この春にはじめて症状の出た方も、まず花粉症を正しく理解して、つらいシーズンを上手に乗り切りましょう。 1961年、日本で第一号のブタクサ花粉症の患者さんが報告されました。それ以来、スギやヒノキなど、さまざまな花粉症が確認されています。 ■花粉症の症状 「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」さらに「頭重感」「倦怠感」などの症状が出ます。風邪によく似た症状ですが、花粉症は花粉が飛んでいる時期だけ続きます。 また花粉症の方の鼻水は、水のように透明でとめどなく流れ、鼻づまり症状は風邪より重症です。 ■花粉症の治療 花粉症の治療は事前の予防治療が効果的です。 できるだけ飛散開始日予測の2週間以上前に、お近くのかかりつけ医を受診してください。 また、少しでも鼻水などの症状を感じたら、あるいは症状を少しでもやわらげるためには、とにかく早期に治療を開始することです。 |
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