食中毒 (4)


食中毒の種類について

西銀座診療所(内科)
院長 隈部時雄

ドクターアドバイス画像
▲隈部時雄 院長

 「食中毒」には
(1) 細菌性、(2) 自然毒(きのこ・ふぐ等)、(3) ウィルス性、その他の三種類があります。食中毒の90%以上は細菌性が原因です。

 日本で多く見られる細菌性食中毒の原因と特徴は次のとおりです。

1 サルモネラ菌
 肉類や加工品。鶏卵、うずらの卵。ねずみ、ゴキブリや犬、猫も汚染源。

2 腸炎ビブリオ菌
 生鮮魚介類や加工品(さしみ、寿司)

3 病原性大腸菌
 菌が家畜、健康人や自然環境に及んでいるため原因食品は多種であり、また井戸水などを介しての集団発生もある。

4 ブドウ球菌
 主に穀類の加工品(弁当、おにぎり、寿司)、菓子類、サラダ、人や動物の化膿巣や鼻咽喉等に広く分布する。化膿巣のある者の調理取扱い禁止。 


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