低血圧症 (2)


低血圧の症状は?

西銀座診療所(内科)
院長 隈部時雄

ドクターアドバイス画像
▲隈部時雄 院長

 低血圧症の人は、さまざまな症状に悩まされます。本態性低血圧症では、めまい・立ちくらみ、体がだるい・疲れやすい、朝起きるのがつらい、頭重、寝つけない・浅い睡眠、動悸や食欲不振、冷え性、肩こりなど多彩な症状がみられます。自律神経失調症と同じような症状になります。

 起立性低血圧では、圧倒的にめまい・立ちくらみの症状が多く、ときには失神することもあります。さらに暑さに弱い、汗をかきにくくなる、性欲減退、慢性下痢などがみられます。

 いずれの場合にも、これらの多彩な症状のためにQuality of Life(生活の質)が低下し、日常生活に支障をきたす、仕事も上手くできない、遅刻や休みがちになる等が続きます。これらの症状は本人しか判らないので、余計ストレスになり、更に悪化するというケースも少なくありません。<つづく>




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