西銀座診療所（内科） 院長　隈部時雄

▲隈部時雄　院長 　低血圧症を克服するためには、まず病気や体質に関する正しい認識をもつことが大切です。毎日の生活を楽に充実したものにするためには、日常生活の改善・自己管理を進めることが第一です。そして心身の鍛練にも取り組んで下さい。 　日常性生活に支障をきたすような時は薬による治療も必要です。お近くの『かかりつけ医』でよく相談して下さい。 ＜つづく＞ -*-*-*- 低血圧症・日常生活の改善10か条 -*-*-*- (1)医師の診断を受け病気を良く理解し、規則正しい生活をする。 (2)激しい運動は避けウォーキングなど適度な運動を続ける。 (3)ストレス解消。趣味を持ちマイペースで生活を楽しむ。 (4)もしめまい等の症状が出たらすぐしゃがみケガを予防する。 (5)蛋白質やミネラルを豊富に取り、過食をしない。 　　塩分、水分は無理に制限せず適量に。 (6)立ちあがる時・お風呂から出る時はゆっくりと。ケガの予防対策を。 (7)食後にコーヒー、茶（カフェイン）を飲む。アルコールを飲まない。 (8)長時間の入浴は厳禁。カラスの行水が望ましい。 　　また、朝の目覚めの時にはあわてず体を徐々にならす。 (9)なるべく暑いところは避ける。（炎天下、サウナ） (10)頭部を少し上げ睡眠を十分取る。下肢の弾性靴下、レオタードなどを用いる。