夏を快適に (5)


夏バテ対策ワンポイントアドバイス

西銀座診療所(内科)
院長 隈部時雄

ドクターアドバイス画像
▲隈部時雄 院長

夏バテ防止十カ条(7) タンパク質を積極的にとり、酢、柑橘類、香辛料を上手に活用しましょう。

 良質のタンパク質を十分にとることは、夏を乗り切る基本です。肉類や魚介類、卵、大豆製品、牛乳、ウナギなど、タンパク質を含む食品をしっかりとるようにしましょう。また、レモンなどの柑橘類や酢の酸味、トウガラシなどの香辛料は、食欲を増進させる働きがあります。食欲不振には食前の少量のアルコールもよいでしょう。暑さで弱りがちな胃には、温かく消化のよい献立が有効です。


夏バテ防止十カ条(8) ご高齢の方はとくに脱水に注意してください。

 お年寄りの方は我慢強いので、気がついたときは手遅れで入院などということになってしまうことがあります。また、お年寄りは暑さで脱水を起こしても、のどの乾きを感じにくいということがよくあります。夜トイレに行かないようにと気を遣い、わざと水分を制限してしまうケースもあります。ふだんから水分を十分にとるよう、周囲の人も気をつけてあげてください。 <つづく>


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